ボリショイ劇場の《ばらの騎士》 4/3いよいよ初日! [アレンのニュース]
※4/3 kasitankaさんがロシアのニュース動画を更に紹介してくださいましたので、追加でリンクを貼っておきます。アレンもチラリと映っています(笑)
・"Кавалер розы" впервые в Большом
・На сцене Большого театра премьера оперы "Кавалер Розы"

祭りの最中ですが、ここで臨時ニュース。
明日(4/3)にロシアはボリショイ劇場の《ばらの騎士》がいよいよ初日を迎えます。
サー・トーマス・アレンがファニナル役で出演予定ですが、そのゲネの様子を伝えるニュース映像がネットにUPされました。⇒こちら
(Kasitankaさんの"通報"です。ありがとうございます!)
なぜこんなに話題になっているのかといいますと、ボリショイ劇場で《ばらの騎士》がレパートリーに入るのは、ロシアのオペラ史上初めてだから。
欧米各国の主要劇場では当たり前に上演されている演目ですけれども、ロシアでは1928年のキーロフ(現在のマリインスキー劇場)と、1971年のウィーン国立歌劇場のモスクワ公演の時だけなんだそうです。
ソース記事は英語のがこちら、ロシア語のがこちらですが、特にロシア語のほうは翻訳サイトを使ってもイマイチよーわからんのです。間違っていたら訂正してくださいね>「ロシアン・シンガーを愛でよう委員会」の皆様
まぁとにかく歴史的な大イヴェントであることは間違いなさそう。
アレンがロシアで《ばら》を…と知った時には、正直「またですかぁ~?」と思った私ですが、こんな栄えあるプレミエに声がかかったということだったんですね。
いやはや、ファンとしても鼻高々であります。
ボリショイのサイトにもようやく名前が載りました。⇒こちら
おや、愛娘のゾフィーはリューボフ・ペトロヴァではありませんか。
映画《魔笛》の夜の女王でウチのブログに登場したこともあります。
映像にちらっと映っているスティーブン・リチャードソン(オックス男爵)もカッコ良くて好みだし。
モスクワでは大盛り上がりのようですから、映像なども見られる可能性大!
衣装もポップで華やかだし、DVD化されないかな~なんて今から期待しちゃっています。
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関連記事リンク:
■4月はロシアで《ばらの騎士》 -- ボリショイ劇場デビュー
■《ばらの騎士》@METライブビューイング
・"Кавалер розы" впервые в Большом
・На сцене Большого театра премьера оперы "Кавалер Розы"

祭りの最中ですが、ここで臨時ニュース。
明日(4/3)にロシアはボリショイ劇場の《ばらの騎士》がいよいよ初日を迎えます。
サー・トーマス・アレンがファニナル役で出演予定ですが、そのゲネの様子を伝えるニュース映像がネットにUPされました。⇒こちら
(Kasitankaさんの"通報"です。ありがとうございます!)
なぜこんなに話題になっているのかといいますと、ボリショイ劇場で《ばらの騎士》がレパートリーに入るのは、ロシアのオペラ史上初めてだから。
欧米各国の主要劇場では当たり前に上演されている演目ですけれども、ロシアでは1928年のキーロフ(現在のマリインスキー劇場)と、1971年のウィーン国立歌劇場のモスクワ公演の時だけなんだそうです。
ソース記事は英語のがこちら、ロシア語のがこちらですが、特にロシア語のほうは翻訳サイトを使ってもイマイチよーわからんのです。間違っていたら訂正してくださいね>「ロシアン・シンガーを愛でよう委員会」の皆様
まぁとにかく歴史的な大イヴェントであることは間違いなさそう。
アレンがロシアで《ばら》を…と知った時には、正直「またですかぁ~?」と思った私ですが、こんな栄えあるプレミエに声がかかったということだったんですね。
いやはや、ファンとしても鼻高々であります。
ボリショイのサイトにもようやく名前が載りました。⇒こちら
おや、愛娘のゾフィーはリューボフ・ペトロヴァではありませんか。
映画《魔笛》の夜の女王でウチのブログに登場したこともあります。
映像にちらっと映っているスティーブン・リチャードソン(オックス男爵)もカッコ良くて好みだし。
モスクワでは大盛り上がりのようですから、映像なども見られる可能性大!
衣装もポップで華やかだし、DVD化されないかな~なんて今から期待しちゃっています。
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関連記事リンク:
■4月はロシアで《ばらの騎士》 -- ボリショイ劇場デビュー
■《ばらの騎士》@METライブビューイング
タグ:ばらの騎士
No.16~20 キリコ, ブラン① , グロソップ, カンボン, マルドネス ["闘牛士の歌" 聴き比べ]
■聴き比べ企画 Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 もくじはこちら■
大本命のブランが早くも登場。そして直後にグロソップも。iPhoneでシャッフルで聴いているのに。この順番、ネタですか?
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No.16 ジーノ・キリコ (Gino Quilico)カナダ/1955 -
原調/フランス語
父のルイ・キリコが好きなので、それだけで合格!(これを書くまでおとっつぁんのほうだと思っていた。すまぬな、ジーノ)。
気品と男気を感じます。普通に歌ってるだけなんだけど、それがこの歌の良さを引き立てているというか。シンプル・イズ・ベストの好例。
ラストの長伸ばしがきれいで気持ちがいい。
No.17 エルネスト・ブラン①(Ernest Blanc)フランス/1923 - 2010
原調/イタリア語/1960年ナポリのライブ ⇒ YouTube
早々と「神」の登場です。
専売特許“デレカント”が控えめなのはイタリア語歌唱がゆえと思われます。それでも要所要所で発動してるけどw
それよりも何よりも、何なのだ、この独特の爽やかさとお色気は?
もう「カッコ良い」とか「素敵」とか「セクシー」の領域を超えている。
世界一のエスカミーリョとは言わないけど、唯一無二の存在であることはまちがいない。
あと2つ音源があるので続きはそちらで。
No.18 ピーター・グロソップ (Peter Glossop)イギリス/1928 - 2008 ⇒ YouTube
原調/イタリア語/67年の録音
おやまぁ続けざまにご贔屓さんが。飽き始めたところだから嬉しいです。
それにしても、バリトンのくせにこんなに重量モタモタ歌唱でいいの?
爽やか軽やかなブランの後だから言うわけでもないけれど、大声コンテスト以外の何物でもない。
ヴェルディを敬愛しているからって、おフランスのオシャレな歌までヴェルディにしてしまっては・・。
押し付けがましさ、鬱陶しさ、暑苦しさではナンバーワン!
「脳みそも声帯」なグロ様だけど、私にとってのオンリーワン!
No.19 シャルル・カンボン(Charles Cambon)フランス/1892 - 1965
半音下げ(レコードの回転速度の影響かも)/フランス語/録音年不詳
歌唱は地味だが、声音がどこかなまめかしく、じっと聴き入ってしまう。
この人の声を現代の録音技術で録ったらどんなふうに聴こえるんだろう。
別格のブランを除けば、フランス勢ではマッサールの次に好き・・かも・・。
No.20 ホセ・マルドネス(José Mardones)スペイン/1869 - 1932
原調/スペイン語??/録音年不詳 ⇒ YouTube
すごい録音を聴いてしまった。合唱がスリー・アミーゴスになってる~www
これぞ「歴史的ネタ」。
そもそも1869年生まれって…(*゚Д゚)
大本命のブランが早くも登場。そして直後にグロソップも。iPhoneでシャッフルで聴いているのに。この順番、ネタですか?
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No.16 ジーノ・キリコ (Gino Quilico)カナダ/1955 -
原調/フランス語
父のルイ・キリコが好きなので、それだけで合格!(これを書くまでおとっつぁんのほうだと思っていた。すまぬな、ジーノ)。
気品と男気を感じます。普通に歌ってるだけなんだけど、それがこの歌の良さを引き立てているというか。シンプル・イズ・ベストの好例。
ラストの長伸ばしがきれいで気持ちがいい。
No.17 エルネスト・ブラン①(Ernest Blanc)フランス/1923 - 2010原調/イタリア語/1960年ナポリのライブ ⇒ YouTube
早々と「神」の登場です。
専売特許“デレカント”が控えめなのはイタリア語歌唱がゆえと思われます。それでも要所要所で発動してるけどw
それよりも何よりも、何なのだ、この独特の爽やかさとお色気は?
もう「カッコ良い」とか「素敵」とか「セクシー」の領域を超えている。
世界一のエスカミーリョとは言わないけど、唯一無二の存在であることはまちがいない。
あと2つ音源があるので続きはそちらで。
No.18 ピーター・グロソップ (Peter Glossop)イギリス/1928 - 2008 ⇒ YouTube原調/イタリア語/67年の録音
おやまぁ続けざまにご贔屓さんが。飽き始めたところだから嬉しいです。
それにしても、バリトンのくせにこんなに重量モタモタ歌唱でいいの?
爽やか軽やかなブランの後だから言うわけでもないけれど、大声コンテスト以外の何物でもない。
ヴェルディを敬愛しているからって、おフランスのオシャレな歌までヴェルディにしてしまっては・・。
押し付けがましさ、鬱陶しさ、暑苦しさではナンバーワン!
「脳みそも声帯」なグロ様だけど、私にとってのオンリーワン!
No.19 シャルル・カンボン(Charles Cambon)フランス/1892 - 1965
半音下げ(レコードの回転速度の影響かも)/フランス語/録音年不詳
歌唱は地味だが、声音がどこかなまめかしく、じっと聴き入ってしまう。
この人の声を現代の録音技術で録ったらどんなふうに聴こえるんだろう。
別格のブランを除けば、フランス勢ではマッサールの次に好き・・かも・・。
No.20 ホセ・マルドネス(José Mardones)スペイン/1869 - 1932
原調/スペイン語??/録音年不詳 ⇒ YouTube
すごい録音を聴いてしまった。合唱がスリー・アミーゴスになってる~www
これぞ「歴史的ネタ」。
そもそも1869年生まれって…(*゚Д゚)
No.11~15 ローズ, ギャウロフ, ホロストフスキー, コロンボ, ダルカンジェロ ["闘牛士の歌" 聴き比べ]
■聴き比べ企画 Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 もくじはこちら■
へえぇ~バスが歌うエスカミーリョ(バスカミーリョ)もいいじゃん、と思い始めた。
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No.11 テディ・タフ・ローズ(Teddy Tahu Rhodes)ニュージーランド/1966-
原調/フランス語/2010年Metのライブ
ブランのような微妙なハスキーヴォイスでセクシー。一方低音はよく響いて全体的にはマッチョな歌唱。
「ら〜あ〜むぅ〜〜る♪」はかなりエロかも。でも下品にはならないのね。
現代的で良いんじゃないかな?
No.12 ニコライ・ギャウロフ(Nicolai Ghiaurov)ブルガリア/1929 - 2004
原調/フランス語 ⇒ YouTube
美麗、端整、勇壮、そして紳士。
バス歌手は重いので私は敬遠しがちなんだけど、この人のはテンポも良く気にならない。
歌に振り回される歌い手も多いけど、ギャウロフはさすが、安定してます。
こんな人とケッコンしたいね+(0゚・∀・) +
No.13 ディミトリー・ホロストフスキー(Dmitri Hvorostovsky)ロシア/1962 -
原調/フランス語/2006年モスクワでのコンサート音源 ⇒ YouTube
ビブラート、盛大な♯、どれをとってもオモシロイ!(褒めてます、褒めてますよ!)
歌い崩しもこの人なら許せる。
歌い手の個性が歌に勝つ、これが「その歌をモノにした」ってことなんでしょうね。
No.14 シピオ・コロンボ(Scipio Colombo)イタリア/1910 - 2002
原調/イタリア語/1959年東京のライブ
第二次イタリア歌劇団来日時の貴重な録音。
ヴェルディを聴きたくなってくる歌唱ですがエスカミーリョも悪くない。声の明るさが曲に合ってる。
No.15 イルデブランド・ダルカンジェロ(Ildebrando D'Arcangelo)イタリア/1969 -
原調/フランス語/2006年ROHのライブ
有名な、馬に乗って歌ったやつです。
実演でも聴いたことがあるけど、この人が歌うとえらく地味。
メロディラインもはっきりしないしテンポもモタつき感がある。
ファンの方が読んでらしたらゴメンナサイだけど、この人の歌唱を生かす歌はもっと他にあるんだと思う。
同じくROHで聴いたフィガロ(ケッコンするほう)はとっても良かった。
へえぇ~バスが歌うエスカミーリョ(バスカミーリョ)もいいじゃん、と思い始めた。
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No.11 テディ・タフ・ローズ(Teddy Tahu Rhodes)ニュージーランド/1966-
原調/フランス語/2010年Metのライブ
ブランのような微妙なハスキーヴォイスでセクシー。一方低音はよく響いて全体的にはマッチョな歌唱。
「ら〜あ〜むぅ〜〜る♪」はかなりエロかも。でも下品にはならないのね。
現代的で良いんじゃないかな?
No.12 ニコライ・ギャウロフ(Nicolai Ghiaurov)ブルガリア/1929 - 2004原調/フランス語 ⇒ YouTube
美麗、端整、勇壮、そして紳士。
バス歌手は重いので私は敬遠しがちなんだけど、この人のはテンポも良く気にならない。
歌に振り回される歌い手も多いけど、ギャウロフはさすが、安定してます。
こんな人とケッコンしたいね+(0゚・∀・) +
No.13 ディミトリー・ホロストフスキー(Dmitri Hvorostovsky)ロシア/1962 - 原調/フランス語/2006年モスクワでのコンサート音源 ⇒ YouTube
ビブラート、盛大な♯、どれをとってもオモシロイ!(褒めてます、褒めてますよ!)
歌い崩しもこの人なら許せる。
歌い手の個性が歌に勝つ、これが「その歌をモノにした」ってことなんでしょうね。
No.14 シピオ・コロンボ(Scipio Colombo)イタリア/1910 - 2002
原調/イタリア語/1959年東京のライブ
第二次イタリア歌劇団来日時の貴重な録音。
ヴェルディを聴きたくなってくる歌唱ですがエスカミーリョも悪くない。声の明るさが曲に合ってる。
No.15 イルデブランド・ダルカンジェロ(Ildebrando D'Arcangelo)イタリア/1969 -
原調/フランス語/2006年ROHのライブ
有名な、馬に乗って歌ったやつです。
実演でも聴いたことがあるけど、この人が歌うとえらく地味。
メロディラインもはっきりしないしテンポもモタつき感がある。
ファンの方が読んでらしたらゴメンナサイだけど、この人の歌唱を生かす歌はもっと他にあるんだと思う。
同じくROHで聴いたフィガロ(ケッコンするほう)はとっても良かった。
No.6~10 ロヴァーノ , ゴリン , エディ , ポリトコフスキー , バスティアニーニ① ["闘牛士の歌" 聴き比べ]
■聴き比べ企画 Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 もくじはこちら■
いきなりバスティアニーニ登場。テンション上がるけど、お楽しみは後にとっておきたかった気も…。
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No.6 ルシアン・ロヴァーノ(Lucien Lovano)
原調。フランス語。1942年の録音。
闘牛士の歌に限ってはフランス語圏の歌手にとことん甘い私ですけど、この人のはどうも・・。録音技術が古いので、あくまでも想像の範疇ですが、歌謡曲みたい。声の響きはきれいですけど。
No.7 イゴール・ゴリン(Igor Gorin) オーストリア/1904-1982
全音上げ(*1)。フランス語。1945年の録音。
バリトンらしい明るい声でほのかになまめかしさもあり。キーが高すぎる違和感を除けば好感度の高いエスカミーリョ。
No.8 ネルソン・エディ(Nelson Eddy) アメリカ/1901-1967
半音上げ(*1)。フランス語。1938年の録音。
YouTubeにあったから追加したけど、この人はオペラ歌手じゃないよね。なんか別の歌みたい。いかにこの歌が有名か証明するような録音でしょう。
とはいえ、歌は上手い。
No.9 ウラジミール・ポリトコフスキー(Vladimir Politkovsky)
原調/ロシア語/録音年不詳 ⇒YouTube
ロシア語のトレアドール、初めて聴いた!! かなり不思議な感じですが、音楽的な違和感はさほどありません。
何と歌っているのかはKasitankaさんならおわかりになると思います。
私もまぁ、「と~れあど~る」と「あ~~~~」くらいは聴き取れたけどね~(←そこはロシア語じゃない)
声は、"泣きべそルーナ"のレナード・ウォーレンをもちっと爺さんにしたような感じです。
No.10エットレ・バスティアニーニ①(Ettore Bastianini) イタリア/1922-1967
原調/イタリア語/58年ナポリのライブ ⇒YouTube
えこひいきをしちゃいけないと思いつつも、やっぱりこの人もド本命です。
某お仲間に「忘年会で録ったのか」と言われたほどの音質ですが、遠くから聞こえてくる歌唱は王様のようにカッコ良い。
あえて言わせていただけるのなら、エスカミーリョというより「バスティアニーニ」。 バスティアニーニが牛と相撲をとっていますよ?
別にも音源があるので続きはそちらで。
(*1)演奏スピードも速いので、レコードの回転速度の影響かと思われます。
いきなりバスティアニーニ登場。テンション上がるけど、お楽しみは後にとっておきたかった気も…。
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No.6 ルシアン・ロヴァーノ(Lucien Lovano)
原調。フランス語。1942年の録音。
闘牛士の歌に限ってはフランス語圏の歌手にとことん甘い私ですけど、この人のはどうも・・。録音技術が古いので、あくまでも想像の範疇ですが、歌謡曲みたい。声の響きはきれいですけど。
No.7 イゴール・ゴリン(Igor Gorin) オーストリア/1904-1982
全音上げ(*1)。フランス語。1945年の録音。
バリトンらしい明るい声でほのかになまめかしさもあり。キーが高すぎる違和感を除けば好感度の高いエスカミーリョ。
No.8 ネルソン・エディ(Nelson Eddy) アメリカ/1901-1967
半音上げ(*1)。フランス語。1938年の録音。
YouTubeにあったから追加したけど、この人はオペラ歌手じゃないよね。なんか別の歌みたい。いかにこの歌が有名か証明するような録音でしょう。
とはいえ、歌は上手い。
No.9 ウラジミール・ポリトコフスキー(Vladimir Politkovsky)
原調/ロシア語/録音年不詳 ⇒YouTube
ロシア語のトレアドール、初めて聴いた!! かなり不思議な感じですが、音楽的な違和感はさほどありません。
何と歌っているのかはKasitankaさんならおわかりになると思います。
私もまぁ、「と~れあど~る」と「あ~~~~」くらいは聴き取れたけどね~(←そこはロシア語じゃない)
声は、"泣きべそルーナ"のレナード・ウォーレンをもちっと爺さんにしたような感じです。
No.10エットレ・バスティアニーニ①(Ettore Bastianini) イタリア/1922-1967原調/イタリア語/58年ナポリのライブ ⇒YouTube
えこひいきをしちゃいけないと思いつつも、やっぱりこの人もド本命です。
某お仲間に「忘年会で録ったのか」と言われたほどの音質ですが、遠くから聞こえてくる歌唱は王様のようにカッコ良い。
あえて言わせていただけるのなら、エスカミーリョというより「バスティアニーニ」。 バスティアニーニが牛と相撲をとっていますよ?
別にも音源があるので続きはそちらで。
(*1)演奏スピードも速いので、レコードの回転速度の影響かと思われます。
No.1~5 シュロット, グァッレーラ, マッサール①, ティベット, ミルンズ ["闘牛士の歌" 聴き比べ]
■聴き比べ企画 Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 もくじはこちら■
※4/9 マッサールの写真を差し替えてみました。
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No.1 アーヴィン・シュロット(Erwin Schrott) ウルグアイ 1972 -
原調/フランス語/2009年コンサート音源 ⇒YouTube
囁き声で歌ってみたり、シャンソンっぽく(?)崩したりしていますが、コンサートだからそういう歌唱をしているのかもしれませんが、とても器用だと思いますが、闘牛士のイメージには合わないと思う。
エスカミーリョは伊達男でモテるけど、英雄。女ったらしな放蕩者ではありません。
この人はドン・ジョヴァンニが良いでしょう。
No.2 フランク・グァッレーラ(Frank Guarrera) アメリカ/1923 - 2007
原調/フランス語/1953年のライブ録音(Met)
豪快で陽気なオジさんって感じ。粋な闘牛士のイメージは皆無だが、辛気臭いドン・ホセの対極にあってこれはこれで楽しいから良いです。
ただ、カルメンはエスカミーリョおじさんの金につられたって感じがするけど。
No.3 ロベール・マッサール①(Robert Massard) フランス/1925 -
原調/フランス語/1959年のライブ録音(パリ)⇒YouTube
(なんと! ご存命でいらっしゃいますか?)
シャッフルで聴いているので、いきなりのド本命です。
溌剌とした色気、華のある理想的なエスカミーリョ。
鼻母音の響きがたまりません。この歌がマッチョになりすぎず、上品な色気を漂わせているのは、ひとえにフランス語独特の発音が故だと思う。
Viva! Viva! Escamillo!
もうひとつ音源があるので続きはそちらで。
No.4ローレンス・ティベット(Lawrence Tibbett) アメリカ/1896 - 1960
半音上げ(?)/フランス語/録音年不詳 ⇒YouTube
同じアメリカ人ながらグァッレーラより仏語の発音がうまい(笑)
半音上げて歌っている(*1)が、F♯、後半のFも伸びやかで、力強さの中にエレガンスを感じます。
20世紀初頭のエスカミーリョのスタンダードって、こんな感じだったのかもしれない。
No.5シェリル・ミルンズ(Sherrill Milnes) アメリカ/1935 -
原調/フランス語/77年の録音
丁寧に歌っていて好感が持てます。
装飾音符(短前打音や三連符)をきっちりと歌うのがこの曲の「らしさ」の鍵で、そのおかげで(人によっては)ちょっとニョロけた、色っぽい歌唱が引き出されるのですね。
ミルンズの真面目さが功を奏しているって感じ。
(*1)確かに原調より半音上がっているのですが、レコードの回転速度の影響のようにも思えます。いかにも蓄音機っぽい音だし。わざわざ半音上げる理由がないし。演奏のスピードも速すぎる気がするし。
※4/9 マッサールの写真を差し替えてみました。
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No.1 アーヴィン・シュロット(Erwin Schrott) ウルグアイ 1972 -
原調/フランス語/2009年コンサート音源 ⇒YouTube
囁き声で歌ってみたり、シャンソンっぽく(?)崩したりしていますが、コンサートだからそういう歌唱をしているのかもしれませんが、とても器用だと思いますが、闘牛士のイメージには合わないと思う。
エスカミーリョは伊達男でモテるけど、英雄。女ったらしな放蕩者ではありません。
この人はドン・ジョヴァンニが良いでしょう。
No.2 フランク・グァッレーラ(Frank Guarrera) アメリカ/1923 - 2007
原調/フランス語/1953年のライブ録音(Met)
豪快で陽気なオジさんって感じ。粋な闘牛士のイメージは皆無だが、辛気臭いドン・ホセの対極にあってこれはこれで楽しいから良いです。
ただ、カルメンはエスカミーリョおじさんの金につられたって感じがするけど。
No.3 ロベール・マッサール①(Robert Massard) フランス/1925 - 原調/フランス語/1959年のライブ録音(パリ)⇒YouTube
(なんと! ご存命でいらっしゃいますか?)
シャッフルで聴いているので、いきなりのド本命です。
溌剌とした色気、華のある理想的なエスカミーリョ。
鼻母音の響きがたまりません。この歌がマッチョになりすぎず、上品な色気を漂わせているのは、ひとえにフランス語独特の発音が故だと思う。
Viva! Viva! Escamillo!
もうひとつ音源があるので続きはそちらで。
No.4ローレンス・ティベット(Lawrence Tibbett) アメリカ/1896 - 1960
半音上げ(?)/フランス語/録音年不詳 ⇒YouTube
同じアメリカ人ながらグァッレーラより仏語の発音がうまい(笑)
半音上げて歌っている(*1)が、F♯、後半のFも伸びやかで、力強さの中にエレガンスを感じます。
20世紀初頭のエスカミーリョのスタンダードって、こんな感じだったのかもしれない。
No.5シェリル・ミルンズ(Sherrill Milnes) アメリカ/1935 -
原調/フランス語/77年の録音
丁寧に歌っていて好感が持てます。
装飾音符(短前打音や三連符)をきっちりと歌うのがこの曲の「らしさ」の鍵で、そのおかげで(人によっては)ちょっとニョロけた、色っぽい歌唱が引き出されるのですね。
ミルンズの真面目さが功を奏しているって感じ。
(*1)確かに原調より半音上がっているのですが、レコードの回転速度の影響のようにも思えます。いかにも蓄音機っぽい音だし。わざわざ半音上げる理由がないし。演奏のスピードも速すぎる気がするし。
Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 ["闘牛士の歌" 聴き比べ]
私が今のようなオペラ・ファンになったのは、EMIの『ベスト・オペラ・100』に収録されているエルネスト・ブランの「闘牛士の歌」に一"耳"惚れをしたのがきっかけです。(しつこいですが、画像をクリックするとブランの歌唱をYouTubeで聴けます)
「何、この声? 爽やかでシュテキー(*´艸`*) この人でもっと他の曲も聴きたいんだけど!?」
と、次のお休みの日にさっそく山野楽器へすっ飛んでいって、ブランの全曲盤CD(カルメンじゃなかったけどw)を手に入れたのがその後のコレクター人生のはじめの一歩。
とても思い入れのある歌なのですが、実は私、ブランという歌手に出会う前は「闘牛士の歌」はそんなに好きでもなかったのです。
マッチョだし。
大衆的だし(当時は大衆性と芸術性は相容れないと思い込んでいたアマちゃんでした。許して)。
洒落臭くてイケイケで、肉食系なヤラシさがむんむんしていて。
そんな負の印象を見事に覆してくださったのがブランの歌唱だったものですから、「闘牛士の歌」はもう頑なにブラン一神教を貫いてしまっています。
それでも今回、100人の歌手で「闘牛士の歌」を聴いてみよう、なんて無謀なコトを思い立ったのには、ブランの愛好家としても仲良くさせていただいているお仲間Basilioさんの影響があります。
ニコライ・ギャウロフの大ファンでいらっしゃるBasilioさん。《ドン・カルロ》のフィリポ2世のアリア、「ひとり寂しく眠ろう」の録音100種を聴き比べ、そのひとつひとつに感想を付けるという偉業を成し遂げられたのですよ。
いろいろな人の歌唱をじっくり聴くことによって、新たなご贔屓歌手に巡り会えるかもしれませんしね。できれば当代の若いバリトンであれば嬉しいのですが(なぜか昔の人ばかり好きになるから)。
というわけで、付け焼刃ながら「闘牛士の歌」の音源をガツガツ集めて聴いております。
玉石混交でただいま62録音。
できれば100まで頑張りたいので、お勧めの音源がありましたら皆さん通報してください。
感想の実況はツイッターにて。⇒こちら
--------------------------------------------------
No.76~80 テジエ②, トゥマニャン, エンドレーズ, コー, ルイヨン
No.71~75 フィッシャー=ディスカウ, レイミー, ヴィノグラードフ②, ルッフォ, ドス
No.66~70 グラッシ, コロンバーラ, ベッキ, グエルフィ, プライ
No.61~65 ディアス, マッサール②, マルコンデス, ダミアーニ, アルベルギーニ
No.56~60 マズロク②, ナウリ, ブラン③, トゥマニャン①, ヘルマン
No.51~55 ボルテール, ケテルセン, クラウゼ, ダン, メッテルニヒ
No.46~50 アマート, マズロク①, マレール, メリル, テジエ①
No.41~45 アブドラザコフ, フィンリー, ピンツァ, カプッチッリ, ターフェル
No.36~40 コルヴェロ, ガレッフィ, アタネッリ, パーペ, ヴァン・ダム
No.31~35 トロッタ, ライモンディ, リシツィアン, Ahualli, ヒオルスキ
No.26~30 ウォーレン, カンパナーリ, タリアブエ, アルヴァレス, フィヌッチ
No.21~25 レリエ, エステス, バスティアニーニ②, ヴィノグラードフ, ブラン②
No.16~20 キリコ, ブラン① , グロソップ, カンボン, マルドネス
No.11~15 ローズ, ギャウロフ, ホロストフスキー, コロンボ, ダルカンジェロ
No.6~10 ロヴァーノ , ゴリン , エディ , ポリトコフスキー , バスティアニーニ①
No.1~5 シュロット, グァッレーラ, マッサール①, ティベット, ミルンズ
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ブログ仲間のヴァランシエンヌさんが以前に「闘牛士の歌」の聴き比べをなさった時の記事をご紹介くださったので、リンクを貼らせていただきます。⇒こちら
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■《カルメン》@Royal Opera House 10/24
■《カルメン》新国立劇場11/25(日)
■コソットの“おやじ”カルメン with グロソップ/San Carlo 1969年
■エルネスト・ブラン/Ernest Blanc (2010.12.22 逝去) 追悼盤を購入
タグ:カルメン
兄ぃニ(畏れ多くて名前を出せない)のルーナ伯爵 -- イル・トロヴァトーレ '57年と'60年盤 [オペラ録音・映像鑑賞記]
※4/2 画像をいくつか差し替えました。
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ある意味壮絶だった《オランダ人》の予習の反動と言うべきか。ここンところのCD鑑賞はヴェルディ三昧。
主に大先生の空前のヒット作、《イル・トロヴァトーレ》の聴き比べなんぞを楽しんでおったわけです。
私はたぶん、ヴェルディの中ではこのトロヴァトーレがいちばん好きと思います。
なぜ「たぶん」かというと、ヴェルディ作品を全て聴いているわけではないからなんですが(ジョヴァンナ・ダルコとか海賊とか)、マイナーなやつ全て聴いても順位はひっくり返らんと思いますね。《レニャーノの戦い》とか死んだよ、あたしゃ。
ヴェルディのオペラは辛気臭いお話が多いけど、そのワリにはスチャラカ♪で笑える音楽で。
「呪い」だの「復讐」だの「愛」だの「恋」だの本気でやってンのかしら?と、大先生の神経を疑いたくなるのですが。
その最たるものが《イル・トロヴァトーレ》だと思うわけです。
そりゃ、アリアも重唱もカッコ良いさ。どの場面のメロディーもめちゃくちゃキャッチーだし。寄木細工みたいに緻密に計算された2幕幕切れの重唱とか、「神」だと思うさ。
でも結局、全編がハイテンションな大運動会。歌手たちが自慢の大声と高速歌唱で「オレが!」「アタシが!」と泥試合を繰り広げる、オモシロ演目・お祭り演目として楽しんでいるわけです。
いや、ま、私はね。
なので。
初めてバステ(あ、あぶねぇ…)兄ぃニがルーナ伯爵を歌っているトロヴァトーレの某録音を聴いた時、なんかこう……ちぇっと舌打ちしたくなるような、拗ね拗ねモードに入ってしまったのです。
その時の心の声を再現すると……
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《イル・トロヴァトーレ》の1文あらすじ
ジプシーの老婆の復讐により、生き別れた兄弟が1人の女をめぐって争い、肉親と知らずに殺し合う愛憎悲劇。
ある意味壮絶だった《オランダ人》の予習の反動と言うべきか。ここンところのCD鑑賞はヴェルディ三昧。
主に大先生の空前のヒット作、《イル・トロヴァトーレ》の聴き比べなんぞを楽しんでおったわけです。
私はたぶん、ヴェルディの中ではこのトロヴァトーレがいちばん好きと思います。
なぜ「たぶん」かというと、ヴェルディ作品を全て聴いているわけではないからなんですが(ジョヴァンナ・ダルコとか海賊とか)、マイナーなやつ全て聴いても順位はひっくり返らんと思いますね。《レニャーノの戦い》とか死んだよ、あたしゃ。
ヴェルディのオペラは辛気臭いお話が多いけど、そのワリにはスチャラカ♪で笑える音楽で。
「呪い」だの「復讐」だの「愛」だの「恋」だの本気でやってンのかしら?と、大先生の神経を疑いたくなるのですが。
その最たるものが《イル・トロヴァトーレ》だと思うわけです。
そりゃ、アリアも重唱もカッコ良いさ。どの場面のメロディーもめちゃくちゃキャッチーだし。寄木細工みたいに緻密に計算された2幕幕切れの重唱とか、「神」だと思うさ。
でも結局、全編がハイテンションな大運動会。歌手たちが自慢の大声と高速歌唱で「オレが!」「アタシが!」と泥試合を繰り広げる、オモシロ演目・お祭り演目として楽しんでいるわけです。
いや、ま、私はね。
なので。
初めて
その時の心の声を再現すると……
[ドンジョ映画化につき再掲]アレンの“愛弟子”!? -- 勇者マルトマンのインタビュー [オペラの話題]
※’12/3/19追記。
インタビューの後半でちょっとだけご紹介した“ドンジョ映画化”の件、実現しました。(⇒公式サイト)
書いた私は忘れていた気付いていなかったのですが、教えてくださったgalahadさんが鑑賞記事をアップされましたので、リンクさせていただきます。⇒映画 JUAN:In fernem Land unnahbar euren Schritten....
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2008-10-18
ヴィノ君のヒゲ剃りクリームであやしく盛り上がっているROHの《ラ・ボエーム》。真相は、マルチェッロ役のクリストファー・マルトマンの気が効かなかったってことでOK?
そのマルトマンのインタビューがMusicalCriticism.comに出ています。長いので、オイシイ部分だけご紹介。
まず《ラ・ボエーム》のマルチェッロについてですが、彼が初めてプロとしてMid-Wales Operaに出演した時に歌った役なのだそうで、それなりに思い入れもあるみたいですね。今回ROHのこのプロダクションでマルチェッロを歌うことは「ちょっとした心の休日」なんて言っています。
かと言って、気を抜いているというわけではなく(弟分のクリームを拭うのは忘れたようですがw)、「どんな役であってもないがしろにはしたくない。可能な限りその役を理解して演じることが僕の仕事です」と言い添えたりなんかしているところ。歌唱からうかがえる“生真面目さ”が言葉の端々からもにじみ出ている感じがします。
さて、マルトマンは今年の夏のザルツブルク音楽祭の《ドン・ジョヴァンニ》でタイトルロールを務めたばかり。
「エーベルハルト・ヴェヒター、ティト・ゴッビ、シエピとか、伝説の歌手たちの後に僕が続くのかと思うと、肩にずっしりと責任がのしかかったみたいで……『神様、僕なんかでいいんでしょうか』という思いと『やったぁ!! スバラシイ!!』という思いが半々で……」
なんて、またもや真面目な好青年ぶりのうかがえるお言葉(笑)
ですが、謙虚なだけでなく、自分のシゴトの方向性にかなり意識的で誇りを持っているのだろうと思わせる発言もあるのです。例えば今年2月にサイモン・キーンリーサイドとダブルキャストだった《魔笛》のパパゲーノについては、こんな感じ。
「音楽の水準が保たれるというのであれば、フィジカルな面が要求されるような演技・演出もアリだと思います。僕にとってオペラとは、歌を聴かせるだけで、美術や衣装は付けたしってもんじゃないんです。演奏者側にとっても観客側にとっても、これぞ最高のオペラだ!!と思えるのは、音楽やヴィジュアルやドラマ全ての芸術が融合されたもの。それらの要素をいっしょくたにして放り投げて、パァッ!!ときらめく。そうやってオペラにドラマ性とリアリズムをもたらすんです」
そしてここで、インタビュアーがナイス質問。
実はマルトマン、2007年6月に、ニューカッスルのセージ・ゲーツヘッドにて、我らがじーちゃんトーマス・アレン演出による《ドン・ジョヴァンニ》でタイトル・ロールを歌っているんですよね。
なんて勇者な…!!
と、私がマルトマンを応援しちゃう理由も、半分以上はこんなところにあったりします。
というのは、ここ日本での評判はともかくとして、じーちゃん本人は「オレ様こそがドン・ジョヴァンニの生まれ変わり」みたいなイタタな発言が多いですから、そんなじーちゃんのもとでドンジョを歌って演じるだなんて、さぞかしプレッシャー……というか、ぶっちゃけウザかったろうなぁと想像に難くないわけで。
しかし、そこは“大人”なマルトマン。
「トムには確かに特別なものを感じました。イギリス人の“ドン・ジョヴァンニ”だからってことではないですけど、彼には僕が歌手として尊敬している全ての特質があるんです。歌唱力や演技力だけじゃなくて、鋭敏な知性もそうですし、ステージで歌うことだけに満足せずに役柄になりきろうとする渇望などです。その役に没入して、命を吹き込もうとするんですね。僕も彼も演劇という伝統を有するこの国の人間なので、より演技の面に意識が向きやすいし、音楽の伝統もきちんと受け継がれているんじゃないかと思います」
ちゃんと“師匠”(*1)を立ててくれていますネ。ありがとーマルトマン。いい子だネ(*´∨`)
ちなみに、アレン演出の《ドン・ジョヴァンニ》がどんな舞台だったのか。ソースはネット上にちょこちょこあるので、こちらも暇をみつけてブログにまとめる予定です。(“愛弟子”マルトマンとのカンドー的なエピソードもあるのヨ)
さて、マルトマンの今後の予定は、ROHでは《ラ・ボエーム》と《利口な女狐の物語》、Metでの《魔笛》、ケルンで《ドン・ジョヴァンニ》など。
なんだかドンジョづいてますね。
私はマルトマンのドンジョって、なんだかピンとこないんですが。ザルツでのドンジョの写真を見ますと、演出のせいかもしれませんが、いわゆるカッコよくてセクシーなジョヴァンニとは違いそうだし。
歌唱かなぁ~? でも歌唱も、特にそれらしい特徴が見出せないんだけどなぁ~、今のところは。
でも、ザルツブルク音楽祭でも歌ったわけですし、なんとドンジョの映画化の話もあるんだそうですから、ドンジョ歌いとして評価され始めているのかもしれません。
いいなぁ~。“師匠”のアレンだって、ドンジョの映画は無いですよ。というか、映像でも録音でも、正規盤ではアレンの最高のジョヴァンニってのは残っていないんじゃないかしら。
そういう意味では、“愛弟子”マルトマンがドンジョ歌いとして名を馳せてくれて、それを追っかけたりしたら楽しいだろうなって気もするのですけど。でも愛って意図的に芽生えるものではないですし、そもそも代償とするにはちょっとタイプが違いすぎるし。しばらくは、「アレンと縁のあるバリトン君」として、気にかけておくくらいにしようかな;;;
(*1)アレンとマルトマンが実際に師弟関係にあるわけではありません。
インタビューの後半でちょっとだけご紹介した“ドンジョ映画化”の件、実現しました。(⇒公式サイト)
書いた私は
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2008-10-18
ヴィノ君のヒゲ剃りクリームであやしく盛り上がっているROHの《ラ・ボエーム》。真相は、マルチェッロ役のクリストファー・マルトマンの気が効かなかったってことでOK?
そのマルトマンのインタビューがMusicalCriticism.comに出ています。長いので、オイシイ部分だけご紹介。まず《ラ・ボエーム》のマルチェッロについてですが、彼が初めてプロとしてMid-Wales Operaに出演した時に歌った役なのだそうで、それなりに思い入れもあるみたいですね。今回ROHのこのプロダクションでマルチェッロを歌うことは「ちょっとした心の休日」なんて言っています。
かと言って、気を抜いているというわけではなく(弟分のクリームを拭うのは忘れたようですがw)、「どんな役であってもないがしろにはしたくない。可能な限りその役を理解して演じることが僕の仕事です」と言い添えたりなんかしているところ。歌唱からうかがえる“生真面目さ”が言葉の端々からもにじみ出ている感じがします。
さて、マルトマンは今年の夏のザルツブルク音楽祭の《ドン・ジョヴァンニ》でタイトルロールを務めたばかり。「エーベルハルト・ヴェヒター、ティト・ゴッビ、シエピとか、伝説の歌手たちの後に僕が続くのかと思うと、肩にずっしりと責任がのしかかったみたいで……『神様、僕なんかでいいんでしょうか』という思いと『やったぁ!! スバラシイ!!』という思いが半々で……」
なんて、またもや真面目な好青年ぶりのうかがえるお言葉(笑)
ですが、謙虚なだけでなく、自分のシゴトの方向性にかなり意識的で誇りを持っているのだろうと思わせる発言もあるのです。例えば今年2月にサイモン・キーンリーサイドとダブルキャストだった《魔笛》のパパゲーノについては、こんな感じ。
「音楽の水準が保たれるというのであれば、フィジカルな面が要求されるような演技・演出もアリだと思います。僕にとってオペラとは、歌を聴かせるだけで、美術や衣装は付けたしってもんじゃないんです。演奏者側にとっても観客側にとっても、これぞ最高のオペラだ!!と思えるのは、音楽やヴィジュアルやドラマ全ての芸術が融合されたもの。それらの要素をいっしょくたにして放り投げて、パァッ!!ときらめく。そうやってオペラにドラマ性とリアリズムをもたらすんです」
そしてここで、インタビュアーがナイス質問。
実はマルトマン、2007年6月に、ニューカッスルのセージ・ゲーツヘッドにて、我らがじーちゃんトーマス・アレン演出による《ドン・ジョヴァンニ》でタイトル・ロールを歌っているんですよね。
なんて勇者な…!!
と、私がマルトマンを応援しちゃう理由も、半分以上はこんなところにあったりします。
というのは、ここ日本での評判はともかくとして、じーちゃん本人は「オレ様こそがドン・ジョヴァンニの生まれ変わり」みたいなイタタな発言が多いですから、そんなじーちゃんのもとでドンジョを歌って演じるだなんて、さぞかしプレッシャー……というか、ぶっちゃけウザかったろうなぁと想像に難くないわけで。
しかし、そこは“大人”なマルトマン。
「トムには確かに特別なものを感じました。イギリス人の“ドン・ジョヴァンニ”だからってことではないですけど、彼には僕が歌手として尊敬している全ての特質があるんです。歌唱力や演技力だけじゃなくて、鋭敏な知性もそうですし、ステージで歌うことだけに満足せずに役柄になりきろうとする渇望などです。その役に没入して、命を吹き込もうとするんですね。僕も彼も演劇という伝統を有するこの国の人間なので、より演技の面に意識が向きやすいし、音楽の伝統もきちんと受け継がれているんじゃないかと思います」
ちゃんと“師匠”(*1)を立ててくれていますネ。ありがとーマルトマン。いい子だネ(*´∨`)
ちなみに、アレン演出の《ドン・ジョヴァンニ》がどんな舞台だったのか。ソースはネット上にちょこちょこあるので、こちらも暇をみつけてブログにまとめる予定です。(“愛弟子”マルトマンとのカンドー的なエピソードもあるのヨ)
さて、マルトマンの今後の予定は、ROHでは《ラ・ボエーム》と《利口な女狐の物語》、Metでの《魔笛》、ケルンで《ドン・ジョヴァンニ》など。なんだかドンジョづいてますね。
私はマルトマンのドンジョって、なんだかピンとこないんですが。ザルツでのドンジョの写真を見ますと、演出のせいかもしれませんが、いわゆるカッコよくてセクシーなジョヴァンニとは違いそうだし。
歌唱かなぁ~? でも歌唱も、特にそれらしい特徴が見出せないんだけどなぁ~、今のところは。
でも、ザルツブルク音楽祭でも歌ったわけですし、なんとドンジョの映画化の話もあるんだそうですから、ドンジョ歌いとして評価され始めているのかもしれません。
いいなぁ~。“師匠”のアレンだって、ドンジョの映画は無いですよ。というか、映像でも録音でも、正規盤ではアレンの最高のジョヴァンニってのは残っていないんじゃないかしら。
そういう意味では、“愛弟子”マルトマンがドンジョ歌いとして名を馳せてくれて、それを追っかけたりしたら楽しいだろうなって気もするのですけど。でも愛って意図的に芽生えるものではないですし、そもそも代償とするにはちょっとタイプが違いすぎるし。しばらくは、「アレンと縁のあるバリトン君」として、気にかけておくくらいにしようかな;;;
(*1)アレンとマルトマンが実際に師弟関係にあるわけではありません。
サー・トーマス・アレンのスケジュール 2012/13 season [アレンのニュース]

ミュージカル《ビリー・エリオット》、ダーラム出身の主人公のモデルとされるサー・トーマス・アレンは2012年1月、故郷のダーラム大学の第12代総長におなりあそばされました。(⇒こちら参照)
驚きと感動で怪しい敬語になってしまった・・・。
* * *
さて、2012-2013 シーズンのアレンのスケジュールですが、例によって調査下手な私ですのでなかなか情報が集まりません。
最近ようやくiPhoneをゲットしまして、だいぶ時間を有効に使えるようになりましたが。
英国ロイヤル・オペラ・ハウスでの登場はありません。(⇒ROHの発表はこちら)
続きを読む以下に、判明毎にアップしていきます。私が気付いていない情報がありましたら是非とも”通報”してくださいませ。
タグ:トーマス・アレン
《さまよえるオランダ人》@新国立劇場 3/14 -- スイッチとかキャスト交代とか地震とか [オペラ実演レポ]
ワーグナーってあんまり気乗りしないんですけど。行ってきました。
なぜなら、この演目のタイトルロール、オランダ人は、私めの愛するエルネスト・ブランのレパートリーのひとつだからです。(⇒こちら参照)
そんなこと言ったら《ローエングリン》やら《タンホイザー》やらも行かなきゃいけなくなるわけですが、この先ずっとオペラファンを続けるつもりなら避けては通れない道ですし、《オランダ人》ならヴェルディ派でも大丈夫だと聞いていたので、初心者にはちょうどいっかなと思って。
まぁ私にとって最も重要なのは上演時間が長くないってことなのですけど。
一応、ワーグナーの実演を見るのは初めてではないんです。デビューはいきなりの《ジークフリート》と、翌月の《神々の黄昏》でした。ブログ休止中だったんで感想書いていませんけど。
どちらもそれなりに楽しめたんですが、楽曲を全く知らずに鑑賞したので、音楽がスル~っと耳を通り抜けてしまって、そこがちょっと物足りなかったんですよね。
なので、今回の《オランダ人》は、事前にちゃんとCDを聴き込んで、自分なりの鑑賞ポイントを固めてから観に行こうと思っていました。だってホラ、「あ~この旋律をブランも歌ったんだなぁ…」と感傷に浸りたいじゃないですか。
とはいえ、脳内が常にアドレナリンな似非ヴェルディアンとしては、この“予習”がけっこう大変だったんですよ。タワレコで「いちばん安い」CD買って、全曲1周するのにまる2日かかりましたからね。まぁ《マイスタージンガー》完聴に1週間を要したあの頃に比べれば成長したと思ってください(笑)
慣れたら普通に聴けるようになりましたけど、およそ3周めにして悟りました。
ワーグナーを聴く時は、テンションだの大声合戦だのオモシロ歌唱だのヴィブラートだのと言ってないで、ちゃんと芸術鑑賞しなくちゃダメってこと。お祭り騒ぎなヴェルディ・スイッチをOFFにする必要があるのですな。…って、ヴェルディをそんなアホな聴き方をしているのは私だけですけど。
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