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じーちゃん頑張ってます!! 《ナクソス島のアリアドネ》@ROH [アレンのニュース]

voigtariadne.jpg 英国ロイヤル・オペラ・ハウス《ナクソス島のアリアドネ》。我らがアイドル、“じーちゃん”ことトーマス・アレンは音楽教師役で出ております。

 初日は6/16でした。

 ざざざーっとネットをさまよって批評やブログに目を通してみたところ、じーちゃんの評判は良いみたいです(*´∨`)

 音楽教師役はもう何度も繰り返しやっています。様々な人の思惑に翻弄されてオロオロしたりブチキレたり。アレンが最も得意とする役ドコロです。

 残念ながら、アレンがこの役を演じているのを見たことがないのですが(ROHの壁に飾られている舞台写真は見ましたけれどもw)、お馴染みのハイテンションで芝居っ気たっぷりに動き回っていたのではないでしょうか。

musicmaster.jpg ヘンテコリンなカツラを被っていたとの噂も。気になってネットをさまよっているのですが、写真が見つかりません・゚・(つД`)・゚・

 (6/22 追記) ROHのサイトにカツラ姿が出てましたので貼っておきまつ。(⇒)  キモカッコイイというか……普通にキモい(笑)  夜中11時ともなると、新宿駅の構内でこういう方が寝てますよ? 最近は身なりのよいホームレスさんもいらっしゃったりして、時代の移り変わりを感じます。

 私が目にした批評では、この役を完全に自分のものとして消化しきっており、存在感もたいへん大きかったとありました。歌唱そのものに触れた記事にはいまのところお目にかかってはおりませんけども、そちらも調子が良かったのだと推察されます。

 はるばる海を越えて追っかけをするからには、本当はこういう役を歌っているアレンこそ体験しなきゃと思うのですが、なかなかタイミングが合わず残念。ロンドン駐屯地に転属願いを出そうか真剣に考えてしまいました。

 プリマドンナ役はデボラ・ヴォイト。「スリムになった!!」と話題沸騰。
(追記:keyakiさんの記事より、YouTubeの面白い動画を知りました。⇒コチラ

《椿姫》@新国立劇場6/14(日) [オペラ実演レポ]

sinkoku-tubaki1.jpg 実は、初日の6/5(木)に会社を早退して行く予定だったのですが、あまりの激務で忘れてしまったという泣くに泣けない経緯あり。翌日、仕事中にハッと思い出して財布からチケットを取り出し、日付をチェックした時ほど情けなかったこともありません。こういうことが重なると、また真剣に転職を考えてしまいます。

 かなり落ち込んで自己嫌悪に浸っていたところ、またもやmixiから愛の手が。本日のチケットをリーズナブルなお値段で譲っていただくことができました。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 行けなかった分のチケット代は取り戻すべくもないし、そこまでムキになるほどこの演目が好きなのかと問われればちょっと言葉に詰まりますが、いや、もうね、気分の問題ですよね。これは。

 「行くつもりだったのに、行けなかった」という暗い気持ちで6月をスタートさせるのと、「運よく行けた!」という嬉しい気持ちで始めるのとではえらい違い。なんてったってヴェルディだしね。ここ数週間ほど下降ぎみだった運気をの流れを変えることができたんじゃないかと思ってマス。

 ところで《椿姫》ですが、かつて私はヴェルディが嫌いで超バカにしておった時期がありまして、私を(一時的な)ヴェルディ嫌いに追いやった張本人こそがまさにこの演目だったのです。

 初めて(映像で)観たのは小学生の頃だったかと思います。ゼッフィレッリ監督のストラータスがヴィオレッタを歌ったアレですが、ラストの「私は生きるわ~♪」と言っておきながらバッタリ倒れる演出がどうも気に入らなかったし、乾杯の歌のズンチャッチャとかがあまりにも単純で大衆臭いものだから、

 「ヴェルディってバカじゃねーの?……(゚益゚)」

 なんて思っていたのでした。当時はモーツァルトのオペラが好きになったばかりで、完全にそっちに傾倒しておりましたから。生意気なガキだったんであります。

 今でこそヴェルディ大先生のこの単純明快さ、ワンパターンの美学、パチンコ屋か運動会のBGMとしか思えないハイテンションに日々のエネルギーをいただき、ひいては生命礼賛、人間愛にまで思いを馳せておりますけれども。

 苦手だった《椿姫》も、ひとたび《リゴレット》や《イル・トロヴァトーレ》との音楽的類似点(というか、普通に楽譜の“使いまわし”してね?)に気づいてからは、楽しんで聴けるようになりました。

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タグ:椿姫 新国

ピーター・グロソップの《ビリー・バッド》/感想編 [オペラ録音・映像鑑賞記]

glo billy.jpg 予想以上のグロ様のカッコ良さに、ペタペタ画像を貼りまくった前回の記事。すっかり気も済みましたんで、も少し感想と周辺情報をまとめておこうと思います。

 「TV放映された」と聞くと、劇場で収録した公演とかオペラ映画を放送したとか、そういったイメージがあったのですが、この《ビリー・バッド》はBBCが番組として企画・制作した、いうなれば「TVオペラ」とでも呼ぶべきジャンルの作品。今回同時発売されている《ピーター・グライムズ》もBBCの制作です。

 TVがオペラを制作するなんてなんとも贅沢な、というか、オペラが文化として根付いている国で、その国の言語による優れたオペラ作品が生まれ、世界的に大成功を収めたわけですから、とっても羨ましいことですね。40年前だったから、ということも当然あるでしょうけれども。

 「TVオペラ」ったって、結局「オペラ映画」と変わらないでショ!! なんて思っていたんですが。面白いことにこの作品、口パクではないらしいんです。その辺りにBBCの意地が表れているんでしょうか。解説を読みますと、2つの巨大なスタジオを使い、一方にオーケストラを、一方に戦艦Idomitable号のセットを建てて、演奏とパフォーマンスを同時に行ったとあります。

saveme.jpg 指揮者のチャールズ・マッケラスは当然、オーケストラ側のスタジオにいます。セットのあるスタジオにはアシスタントがおり、モニターで音とマッケラスの指揮を確認しながら、ジェスチャー等で歌手に指示を出していたとか。

 どうりで。2幕でビリーが「Captain, save me!!」と詰め寄るところなど、緊迫したシーンなんでアップやバストショットを多用しているんですが、迫真の歌唱を披露しながらグロ様の視線がチラッ、チラッとカメラ下の方向を見るんですね。舞台でのパフォーマンスで歌手がちらちら指揮者を見ているのと全く同じ感覚。それに気づいて、「あれ? 口パクじゃないの、コレ?」と思ったりしたものです。

 また、ビンビン響くグロ様の声が、後ろを向いたとたんに聞こえなくなったり、甲板下に入ると妙に声が反響したりと、いかにも「その場で歌っています」的な音声ですし。後で解説で確認して、「すげえな、BBC」と妙に感心してしまいました。

 さすがに生放送ではありませんが、大変「TV局らしい」、当時としては最もハイテクな、ユニークな方法ですね。歌手もさぞ大変だったことでしょう。

 ブリテンは、このあまりにハイテクなやり方が「芸術的ではない」と心配し、収録中に何度も見学にやって来ては、あれこれ口を出していたそうです(グロ様の自伝にも書いてあります)。後に《ピーター・グライムズ》を撮る時にはブリテンはこの方法に断固反対したとか。

 とはいえ、この《ビリー・バッド》は映画の口パクや、ただの舞台の収録からは得られない臨場感があり、ドラマチックに仕上がっていると思います。そもそも作品じたいが映像化にも耐えうる現代的な特性を持っているからとも思いますが。
 ブリテンも番組の出来栄えには大満足で、製作者に温かい感謝の手紙を送ったということです。

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ピーター・グロソップの《ビリー・バッド》/マンガ編 [オペラ録音・映像鑑賞記]

glo billy.jpg ピーター・グロソップのビリー・バッドDVDがようやく手元に届きました!!

 BBCによるこのTVオペラ、1966年の収録です。
 巷では、ブリテンピーター・ピアーズコンビの秘蔵映像という意味で話題になっているようですが、いやいや、私にとってはグロ様のお宝映像でございますとも!! よくぞ出してくれた、BBC!!

 演目としての人気はそこそこですが、あまり映像化されていない《ビリー・バッド》。なのに、アレンとグロ様、わが三大贔屓バリトンのうち二人の映像を所有することができるなんて、幸せなことでございます。
 残るはブランクしぇんしぇーだけだね!!(`・ω・´) ←無い、無い…;;;

 さて、この映像。
 グロ様の自伝にも、この時のブリテンとのちょっとした思い出が語られていました(⇒コチラ)。

 グロ様、この時のブリテンのお褒めの言葉によっぽど感激したんでしょう。
 

  ブリテン先生ご本人が認定した「真のビリー・バッド」はボクちゃんなの。誰が何と言おうと、絶対に絶対にそうなんデスっ!!(`・ω・´)

 (ヨークシャー産エリンギ語訳)


 な~んて、自伝のブリテンの章を締めくくっていますけれども。

uppmanbillybudd.jpg でも、そのブリテン先生は、初演でタイトル・ロールを歌ったセオドア・アップマン⇒⇒にも「You certainly look like Billy!!」とか言ってるんですよね。

 このBBCでの収録の際にも、アップマンの名前は当然のように上がったとのこと。起用されなかったのは、「ビリーを演じるには年をとっている」からとか。
 ええと、アップマンは1920年生まれですので、この時すでに46歳。舞台でならともかくとして、TVではちょっとキツいですかね。

 で、当時は若手30代だったグロ様が呼ばれたらしいのですが、ブリテンはこのキャスティングに最後までクヨクヨしており、フィッシャー=ディスカウ(*゚Д゚)にしたいとか何とか言っていたそうです。フィッシャー=ディスカウだって25年生まれですから、そんなに若かぁないんですけどねぇ。(というか、ビリーであの“痙攣”をやられたらたまんないので、実現しなくてよかったヨ…)。

 そんなすったもんだの挙句に、このプロダクションのビリー役を射止めたグロ様。ブリテン先生に「I have finally found my Billy Budd」と言ってもらえたのだから、そりゃぁ嬉しかったでしょうね(*´∨`)

 グロ様のルックスは、(おそらく)大先生の好みではないし、ヴェルディ臭い歌唱も隠しきれていないし、グロ様の何がお気に召したのかは謎なのですが、翌年のブリテン自身による《ビリー・バッド》でもまたタイトル・ロールに起用されています。

 私自身も、グロ様のビリーがいちばん好き。アレンのビリーにも感動しましたが、あの弱々しい声でable seaman(熟練した船乗り)とゆーのはやっぱ無理があると思います;;;(←ビリーは合唱との相撲に負けちゃダメです)。

 そんなグロ様のビリー・バッド、どんな作品なのか皆さんもご興味ありますでショ?

 以前にご紹介したアレンちゃんヴァージョン(⇒コチラ)と比較しながら、オイシイところをご賞味ください。

 ※アレンの歌唱とは全く対照的な、"And farewell to ye, old Rights o' Man"の試聴ファイルも上げてみましたので、こちらも聴き比べてみてください。

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ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 [その他の話題]

naru.jpg ナルニア国物語は、子どもの頃に母に全巻読み聞かせてもらって以来のファンであります。今でもたまに読み返してます。(そのワリには、映画化第1作の『ライオンと魔女』の感想はブログに書いていませんがw)

 mixiなどで「原作とは別モノ」という声をちらほら聞いていたのですが、いやいや、私的にはこれは「忠実」と呼べる範疇です。

 映画におけるストーリーテリングには、崩しがたい「型」というものが存在するのでありましてね。それに当てはめないと、一般受けする作品には決して仕上がらないのです。(そして、私はその「型」の信者です)

 芯さえ崩さなければ、語る順番はどう変えたって、「違うお話」にはならないのね。芯とは、“発端”と“結末”と“対立の構図”かなぁ。

 キャラクターや世界観の細かい部分なんてどうだっていいのね。原作では少年だったカスピアンが映画では青年になっていても、彼が王になるにはまだ未熟で、外部からの助けを必要としているのであれば、この『カスピアン王子の角笛』というお話は成立するからです。

 イギリス人の4人の兄妹と王子の邂逅や、アスラン登場のタイミングにしてもしかり。むしろ、ちんたらした原作よりも緊迫感を上げてくれたから良かったんじゃないのかな。

 いやいや決して原作が嫌いなわけではないんですが、全7話のうち、この『カスピアン』は私にとってはいちばん退屈だったものですから。(最も好きなのは『馬と少年』)

 ミラース城の夜襲など、原作にないシーンも大胆に挿入されていましたが、「書かれていなかった」場面にスポットを当てたわけで、もしも書かれたとすれば「こういう感じだったんだろうな」という説得力があればいいわけです。

 前作の『ライオンと魔女』は、あまりにも原作に忠実すぎていて、嬉しい反面、原作を読みすぎた者には新鮮味に欠けるという側面もありました。そういう意味で、今回の『角笛』は楽しかったですね。ハラハラしすぎて疲れたくらい。

 ただ、原作ファンとして寂しいのは、アクションに重きを置きすぎてごちそうの場面が描かれないことだナ~。
 ナルニアって、どの物語にも、必ずと言っていいほどごちそうを食べるシーンがありまして、まぁその描写の美味しそうなこと。作者のC・S・ルイスってイギリス人らしからぬグルメだったんじゃないかしら。
 映画だと、それが無いのよね(つД`)

 それから、大人のカスピアンも嫌いじゃないけど、ちょっとクールすぎますよね。ナルニア人たちに出会った時の感動が見えない。子どもの頃にナルニアのお伽噺を聞かされて憧れを募らせたというエピソードがまんま割愛されているので、まるで王位につくためにナルニア人と手を結んだような腹黒さを感じてしまいます。
 そこんところ、もう少し何とかならなかったんでしょうか。

narnia04.jpg ←期待以上に満足だったのはコイツ。ネズミの騎士、リーピチープです。

 道化役なので、《スター・ウォーズ/エピソード1》のジャージャービンクスみたいに目立ちすぎてウザくなってたらイヤだなぁと思っていたのですが、ちゃんと抑制がきいていました。

 活躍範囲もネズミの範囲を逸脱せず。笑いをとるところもわざとらしくないですし。

 第3章の《朝びらき丸 東の海へ》でも出てくるので、今後も注目したいです。
 
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