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トーマス・アレンの歌曲 [アレンの録音・映像鑑賞記]

Sir Thomas Allen 真面目に歌えばステキなアレン(´ー`) ←おい

 兄さんのオペラを聴いていますと、“腹黒い”とか“極悪”とか“ナルシシスト”とか“声量ない”とかいちいちツッコミを入れたくなって、気づけばネタとしてイジリ倒してしまうんですが、歌曲の時はガラリと様子が変わって感じる。

「やだアナタ、アーティストだったのね(゚д゚)」 みたいな。(←失礼)

 変にキャラを作らないからなんでしょうか。美しい旋律が素直に心に落ちてきます。
 低音も意地悪く聞こえないし、か細い繊細な高音域は気品に満ち。表現もとっても知性的。
 うむむむ、これじゃ普通にカッコイイ人じゃないですか……(←カッコ良くちゃダメなのか?)

 こちらの歌曲集では、メインはジョージ・バタワスの歌曲なんだと思いますが、後半にもってきたフランク・ブリッジの作品3曲;

 So pervers
 Adoration
 The Devon maid

が、曲自体が私のツボにはまっていたこともあって、思わず涙しそうになりました(つД`) ブランク先生の歌にさえ泣いたことないのに、なんたる不覚ヽ(`Д´)ノ

 そしてアンコール(リサイタルのライブ盤です)の、Silent Noon (by レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ)の素晴らしいこと。高く消えてゆくアレンの声の先に“あの世”を見ました。

 オペラは演劇なので、歌にもキャラの影響が色濃く出ます。オペラを歌っている時のアレンは歌よりも演技に力を入れているフシがありますから(たぶん)、いろいろと面白いことをやりたくなっちゃうんでしょう。

 一方、歌曲というのは、日本文学のジャンルにたとえるのなら「和歌」に近いのだと思います(オペラはさながら「物語」)。和歌の主格(我/I)は作者自身。再現芸術である歌曲の場合は表現者自身であり、決して“キャラクター”として演じるものではありません。
 オペラでのアレンの演技力もかなりのものだと思いますが、こういった歌曲でこそ表されるアレン自身の生々しい人間性(?)のほうが、やはり圧倒的な力をもって聴き手に迫ってくるのかもしれませんね。

 しっかし、その感動的なお歌が、兄さんのアノ下唇から放出されている図を想像すると……`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!! やっぱりウケる。

 というわけで、年末の金欠のなか、こちらのCDも買っちゃいました。
 Sir Thomas Allen and Malcolm Martineau - Live from Wigmore Hall

 ではみなさん、よいお年を~!
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