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《トスカ》@新国立劇場 11/17 -- ノルマ・ファンティーニは可愛かった! [オペラ実演レポ]

tosca2012.jpg 今シーズンは新国全公演制覇をめざしているので、期待が大きいだけに“ガッカリ演目” と化している《トスカ》であっても行きました。
 そういえば、3年前は酷評しましたっけね。

 で、結論から言いますと、トスカのノルマ・ファンティーニはとても良かったのであります。
 特にたっぷりとした中・低音にうっとりしました。高音域はこの役ではほぼ悲鳴になりますけれども(笑)

 とにかく可愛い。容姿ももちろんそうですが、トスカの役作りがそんな感じで。

 私はトスカと聞くと、ドスがきいた怖いおばちゃん女性をイメージしてしまうのでありまして、カラスとかエヴァ・マルトンとかの印象が強いからかもしれません。そりゃスカルピアに虐められてかわいそうだとは思うけど、嫉妬深いしヒステリックだし、実際にいたら迷惑でうざい女性…みたいな。

 その点、ファンティーニのトスカは可憐で、嫉妬深いのは困るけど、「ごめんなさい」とカヴァラドッシに甘えるところなんかもすごく可愛くて。初めて心から応援できるトスカに会えた~!と思いました。

 『歌に生き、恋に生き』の直前で「えーんえーん!」と泣くシーンなど、もう舞台に駆け上がってスカルピアの襟首を掴んで「もうやめなさいよ! かわいそうじゃないの!」と殴りかかりたくなりましたよ(笑)

 その他の歌手はまぁ……そんなに期待していなかったので、こんなもんでショって感じです。

 カヴァラドッシのサイモン・オニールはちょっと惜しかったかも、とは思いますが、それにしても『星は光りぬ』は物足りなかったですね。聴いていて全然入り込めなかったし、そもそも指揮も盛り上げているようには思えなかったし。あそこは普通なら盛大な拍手が起こるべきポイントなのですが、素通りしてしまいましたね。あれは歌手のせいでしょうか? それとも、指揮?

 スカルピアのセンヒョン・コーについては、ここに記した印象どおりです。声は大きかったけど……。

 そんな中、アンジェロッティの谷 友博はなかなか良かったと思います。
 幕が開いて最初に舞台に転がり込み、声を聞かせる重要な役どころ。アンジェロッティの歌唱が良いと、トスカを観るぞ~!!という気持ちが一気に盛り上がりますものね。

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座席は3階C席、ドア側でした。
いつも似たような席で変わり映えがしないので、写真は無しです。

ジャコモ・プッチーニ/全3幕
【イタリア語上演/字幕付】

【指揮】沼尻竜典
【演出】アントネッロ・マダウ=ディアツ
【美術】川口直次
【衣裳】ピエール・ルチアーノ・カヴァロッティ
【照明】奥畑康夫

【トスカ】ノルマ・ファンティーニ
【カヴァラドッシ】サイモン・オニール
【スカルピア】センヒョン・コー
【アンジェロッティ】谷 友博
【スポレッタ】松浦 健
【シャルローネ】峰 茂樹
【堂守】志村文彦
【看守】塩入功司
【羊飼い】前川依子

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団


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